2009年11月23日、浜離宮朝日ホールで開催された、「第9回東京男声合唱フェスティバル」（以下「男フェス」と言います）に参加しました。
「トンペイ・メモリアルズ」は、2001年にS52年卒団の須田さんの声かけで集まった、51年〜59年卒団のメンバーで発足しました。
第１回の男フェスに出場以来、これまで9回連続出場しています。毎回、お盆明けの8月下旬に発足し、5〜7回の練習を行い、男フェスに出場したら解散する、ということを9回やりました。
毎年、指揮者も団長も違う、期間限定プロジェクトです。

2008年11月、「トンペイ・メモリアルズ8」で、出場した第8回の男フェスでは、須田さんの指揮で、グリーグの "Sangerhilsen" と、多田武彦の「雨中小景」を歌い、第6回に続き2度目の人気投票１位をいただきました。
人気投票は、各参加団体が2票を投じて行われ、1位の団体は翌年「招待演奏」というのが、男フェス方式です。

第9回参加メンバーを募集したところ、S37年卒団の坂水さんを筆頭に、S38年の中嶋さん、S39年の春日さん、S40年の堀越36３６名での参加となりました。
指揮は、S57年卒団の嵯峨と、S54年卒団の加藤さんの2人で担当し、それぞれ北欧の合唱曲3曲と、多田武彦の組曲「雨」5曲を演奏しました。「雨」は本来6曲構成ですが、作曲家の意向により「十一月に降る雨」をカットしました。曲目は以下のとおりです。

• 北欧の男声合唱曲から
  • Hej, dunkom sa lange vi levom （酒飲み歌） スウェーデン民謡 / Vilhelm Svedbom 編曲
  • Hididen orjien laulu （魔人ヒーシの奴隷の歌） / Larin Kyosti 作詩 / Selim Palmgren 作曲
  • Sydameni laulu （わが心の歌） / Aleksis Kivi 作詩 / Jaen Sibelius 作曲
• 男声合唱組曲「雨」より / 多田 武彦 作曲
  • 雨の来る前 / 伊藤 整 作詩
  • 武蔵野の雨 / 大木 惇夫 作詩
  • 雨の日の遊動円木 / 大木 惇夫 作詩
  • 雨の日に見る / 大木 惇夫 作詩
  • 雨 / 八木 重吉 作詩

演奏の方は、なんとか招待演奏として恥ずかしくないレベルのものができたと思っておりますが、まだまだ足りない部分もあったと思っております。OBの方々に多数ご来場いただき、激励のお言葉を沢山いただきました。ありがとうございました。

なお、どうしても「十一月に降る雨」を歌いたかったので、後日、組曲「雨」全曲を歌う会を開催しました。
「男フェス」とこの「歌う会」の録音ＣＤをお聞きになりたい方は、５７年卒団の嵯峨までご連絡下さい。